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コンセプト、
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「クローズアップ輝ける人」とは?

カリヨン徳島が、徳島で輝いている人にスポットを当てる“クローズアップ輝ける人”

取り上げるジャンルは様々ですが、その人の輝ける魅力や原点、そして結婚観についてインタビューをし、伝える企画です。

interview

インタビューゲスト

山本ユリオ さん

第三回のゲストは…

クリエイティブディレクター、フォトグラファー、ヨガインストラクターと多岐に渡り活躍されている山本ユリオさんです。

徳島、金沢、パリ、横浜など転々と渡り住み、各地の出版社やデザイン事務所にグラフィックデザイナー兼フォトグラファーとして勤務。各社の成長に大きく貢献され、2013年に独立しONZEを設立。

2016年1月に株式会社CRAZYにブランドコミュニケーターとして徳島在住のまま参画。同年7月に第一子を出産。結婚や出産を経験し、初めての育児に奮闘しながらも一人の女性として輝き続けるユリオさんの魅力や原点を探ってきました。

- 学生時代 金沢大学にて美術を学ぶ -
芸術やデザインに強い関心を持ち始めたのはいつ頃からですか?

ユリオさん高校3年生の時です。使い捨ての白黒カメラで撮影してみた写真に、ハッとしたことがきっかけでした。自分という一つの主観によって、四角く切り取られた見慣れない白黒の世界は、とても興味深く面白く感じました。

美術部顧問の川田先生の一言もきっかけの一つでした。
「この世に線は存在しない。光と影があるから線に見えるだけ」
とてもお茶目な素敵な先生で、その時の先生の生き生きとした真剣な表情とこの言葉は、ずっと心に残っています。

- 金沢、パリ、横浜など転々と渡り住み、各地でグラフィックデザイナー兼フォトグラファーとして活躍 -
各地を渡り住み仕事をするには、相当なパワーが必要だと思いますが、その原動力はなんだったのですか?

ユリオさんただただ好奇心ですね。親が転勤族だったので土地や家への執着心が全く養われず(笑)、新しい土地=また次へと進んでいく通過点だと子どもながらに感じていました。
「いつでもどこへでも行ける」というスタンスと身軽さは、結婚&出産した今でも変わらないですね。

ユリオさんの人生において、一番のターニングポイントはいつですか?

ユリオさんターニングポイントだらけの人生のように感じていますが、
「一番」というと、出生時だと思います。生後2日目に大きな手術をしました。たまたま母が、個人の産院ではなく総合病院で出産したため、発見も処置も早く助かったのだと聞きました。
あのとき死んでしまわなかったから、命を繋いでもらえたから、今がある。
そう思うと、生まれながらにしていきなり山を乗り越えた感覚と言いますか、生命力が勝った、まさに分岐点だったんじゃないかなあと思います。

あと一つ、23、4歳の時にパリで暮らしたことも、大きなターニングポイントだったように感じます。
パリは大好きな街で、旅行で一度訪れた時に「いつか必ず暮らすために戻ってこよう」そう思っていましたし、周囲にもそう公言していました。だから引っ越しました。
そこには、それまでの自分とは違った、知らなかった、暮らしや常識や価値観があり、文字通りのカルチャーショックを受けました。「生きるために楽しむ。楽しむために生きる」そんな人生への姿勢を目の当たりにして、自分のそれが一気に拓けていくように感じたのを覚えています。

- 2013年に独立し徳島でONZEを設立 -
独立は大きな決断だったと思いますが、どのようなきっかけがあったのですか?

ユリオさん特にきっかけや大きな出来事はなかったです。
なるようになる!なりたいようにしてみせる!という覚悟ができたのでしょうね。

この仕事をしていて、喜びを感じるのはどんなときですか?

ユリオさんクライアントが存在する仕事なので、その方からの喜びの声を聞けたときはやっぱり嬉しいです。さらに、ご依頼くださる背景には課題や目的が必ずあるわけで、それを120%解決・達成できたことが目に見えて分かった時にも喜びを感じます。
自分が創ったデザイン物や撮った写真をずっと大切にしてくれている方に出逢った時も本当に嬉しいです。逆に、私が制作したあるデザインや撮った1枚の写真、そのものだけがどこかで誰かの心に留まって、それが誰かと自分を繋げてくれる時もあるんです。そんな時もとても幸せです。

- 2014年にヨガ講師の資格を取得され、ONZE YOGAをオープン -
どのようなきっかけでヨガを始められたのですか?

ユリオさん本屋で『おうちヨガ』の書籍をたまたま手に取ったことがヨガとの最初の出逢いでした。
その後、自分の人生を全身全霊で生きる中で、体型や内面にもの凄くプラスの変化を感じた時期があったんです。
「望めば、人は変わることができる」
そんなことを多くの人に伝えたい!という想いを、おこがましくも強く抱きまして(笑)、伝える場を持ちたいと思いヨガ教室を開くに至りました。

ヨガを始められてから、自分自身の外面、内面に何か変化はありましたか?

ユリオさんなんというか、シンプルになりました。心も体も。自分の中にこそたくさん捨てるものがあると感じましたし、心と体は繋がっているということも強く実感しました。

- 2014年には「結婚」という大きな節目も迎えられる -
結婚を意識し始めたのはいつ頃からですか?

ユリオさん30歳ぐらいです。30歳という一つの節目を迎えるにあたって、ふと考えましたね。「自分は結婚できるのだろうか…」って(笑)

- 旦那様はBMXの世界大会で優勝経験もある実力者で、現在も世界大会のジャッジとして招かれるほどの存在 -
旦那様は、普段はどんな方なのでしょうか?

ユリオさん農業をしているのですが、普段は本当に仕事一筋な人です。基本的に休みのない仕事ですから、いつも忙しそうですね。天気予報とよくにらめっこしています(笑)
顔色を伺ったり、八方美人な態度を取ったりせず、思っていることしか口にしないという裏表の無い信頼できる人でもあります。

「この人と結婚しよう」と思った最大の決め手(きっかけ)は何ですか?

ユリオさん「生きる力」があると思ったことです。
魚が捕れるとか火がおこせるとか、そういうサバイバル的なこともそうですが、何より「ああ、この人すごい」と思うのは、日々の暮らしや仕事の中で改善すべき点を見つけ、すぐに行動し解決する実行力があるところです。「これはこうだから仕方ない」で済ませない、それってまさに「暮らしをよくする生きる力」だと思うんです。

結婚するまでの結婚に対するイメージというか、結婚をどのように思っていましたか?

ユリオさん「不自由になる」どこかでそう思っていました。
自分の意思だけでは、どうにもならないことも出てくるんだろうな…と。

結婚して、そのイメージは変わりましたか?

ユリオさん「なんて自由なんだ」と思いました。
というか結局、例えば時間があるか無いかは、結婚してようがしてまいが、やっぱり自分次第なんだと感じました。自由の定義が変わったのだとも思います。

結婚生活において、夫婦で大切にしていること、相手に対して大切にしていることはありますか?

ユリオさん共有する時間を持つことですかね。どっちかの仕事がどんなに忙しい時でも夕ご飯は必ず一緒に食べるとか。
「明日も会える保証などどこにもない」ときどきそう思うようにもしています。そう思うことでより大切にできることがたくさんありますし、「大好き」や「ごめん」も素直に伝えることができる気がします。

結婚式を振り返って、どんな一日でしたか?

ユリオさん嵐の一日でした。
実際に台風の影響で天候も大嵐でした(笑)

結婚式で一番感動したこと、印象に残っていることは何ですか?

ユリオさんそれぞれ色んな土地で過ごしてきたので大切な方々も点在していて、県外ゲストが半数以上という状況でした。なのに飛行機も高速バスも止まるという本当に大変な天候で…。
それでも、入場の扉が開いた瞬間に見えたのは、各地からあの手この手で駆けつけてきてくれたみんなの笑顔でした。その瞬間から私は泣いていました。
普段は交わることのない、自分たちの人生を創ってくれた大切な人たちが一堂に会する光景って、結婚式でしか見られないと思うんです。
今、思い出すだけでも涙が溢れます(涙)

2016年には出産を経験されましたが、家族が増えた瞬間のお気持ちを教えてください

ユリオさん「ちっちゃい~!可愛い~!」というのが生まれた瞬間の率直な感想でした!

育児を行う中で、自分自身の考え方や生き方に変化はありましたか?

ユリオさん以前は「いかにしっかり効率的に仕事をするか」「効率的にできないと時間の無駄」と思う自分が居たのですが、効率だけが全てじゃないと思うようになりました。
ものづくりの楽しさや、遠回りや寄り道の大切さを再確認したような気がします。
そうだと思っていたこと以外の道の存在に、娘に気付かされる毎日です。

- 2016年 東京にある株式会社CRAZYのブランドコミュニケーターとなる -
現在、ブランドコミュニケーターとして働かれている株式会社CRAZYとはどんな会社ですか?

ユリオさん名前の通りクレイジーな会社です(笑)
はちゃめちゃに元気というか、魂から生き生きしているというか…。葛藤しもがきながらも、自分の人生を心から楽しんで生きる覚悟がある人たちの集まりです。私たちは、意志のある人生を“熱狂(CRAZY)”と形容しているんですね。でも、ただ「楽しくやっている」だけなのではなくて、ビジネスとしての目標や成果への意識も高く、実となる部分も大切にしています。
若い世代が多いのですが、社内にベビーシッターが居たりと何かと制約を取っ払い、女性の働き方に積極的でもあります。

経営の一番の優先順位が「健康」なので、食にもこだわりのある会社で、12~13時までは絶対に仕事を入れず、専属スタッフ手作りのランチを全員で食べるんです。仕入れる食材も土から調べるなど、本気のこだわりっぷりです。
なにしろすべての起点が「理想」なんです。「こう在りたい。なら何をどうすべきか」常にそこから考え私たちは動いています。

東京と地方という新たなビジネススタイルへの挑戦だったと思いますが、自分自身の働き方(キャリア)を見直すきっかけがあったのでしょうか?

ユリオさん特に大きなきっかけがあった訳ではなく、「一緒に働かない?」と言われて、初めてその選択肢の存在に気づきました。
それまでの自分の働き方も仕事内容もとても気に入っていましたし、変える必要はないと思っていたのですが、だからこそ変える時なんだと思い決断しました。

ユリオさんのモットー(座右の銘)は何ですか?

ユリオさん「デザイナーが自分をデザインできなくて何がデザイナーだ」と思っています。
思考や外面、内面、暮らしぶりなどすべてにおいて言えることです。そういった自分の生き様が仕事にもやっぱり現れると思います。

「何度でも勇気を出して挑む」ということも心に留めています。
勇気の出しどころは一生に一度ではなく、何度もあると思っています。

最後に、これから結婚する皆様に、働く女性に向けてメッセージをお願いします

ユリオさん結婚でも仕事でも、何においても軸となるのは、「自分で選び、決断し、自分の人生を自分で動かしていくという意志」だと思います。その軸がぶれてしまうと、うまくいかないことがあったときに、何かや誰かの責任にしてしまう。
誰かの期待に応えようとするのではなく、自分が自分の責任でどう楽しむか、それが生きる根底だと思うんです。
これはCRAZYのCEO森山の言葉ですが、「楽しくないことに命(意識と時間とお金)は使えない」ですよね。

全ての質問に対して、今までの経験や価値観をもとに一つひとつ丁寧に語ってくださったユリオさん。やわらかく、優しい雰囲気の中に「生きる」ことに対して真っ直ぐな強い意志を感じました。

「あなたは自分の人生を生きていますか?」

インタビューを通して、そう問いかけられたような気がします。自分の意志で選び、決断し、動かすことができるからこそ人生は楽しい!そのことに気付けず、知らず知らずに誰かのための人生になっているのかもしれない… そう考えさせられる時間となりました。

ユリオさんの言葉には「人生を楽しく生きる」大切なヒントが、たっぷりと詰まっていました。たくさんの方にそのメッセージが届きますように。

輝ける人プロフィール

山本ユリオさん

    クリエイティブディレクター、フォトグラファー、ヨガインストラクター。
    徳島、金沢、パリ、横浜など転々と渡り住み、各地の出版社やデザイン事務所にグラフィックデザイナー兼フォトグラファーとして勤務。各社の成長に大きく貢献。
    2013年に独立しONZEを設立。
    2016年1月に株式会社CRAZYにブランドコミュニケーターとして徳島在住のまま参画。
    同年7月に第一子を出産。現在は不定期で仕事も行いながら、初めての育児に奮闘する毎日を送る。
    Instagram: @yuriochan11
    参考リンク
    株式会社CRAZY http://www.crazy.co.jp/
    ONZE http://onze.biz

    インタビュアー

    赤井 智美 28歳

    幸せを創る結婚式の魅力に惹かれ、ブライダルに携わり10年。 結婚式場での5年間のプランナー経験を活かし、ウェディングアドバイザーへ。 様々な結婚のカタチが存在する昨今。結婚するおふたりに寄り添い、理想の結婚式を叶えるべく日々邁進。

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